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【家系図の作り方】家系図の書き方を紹介します


戸籍を取り寄せて解析が終わった方や、親族に聞き取りをしてメモが出来上がった方は綺麗に家系図を完成したいと思うのではないでしょうか。

前提としては家系図の書き方にはルールはなく、自由で書いて問題ありません。ただし家系図作成の業者で使われている一定のルールを同じく活用頂く事でより美しく仕上げていくことができるでしょう。

この記事ではプロも使っているルールのご紹介していきます。


 

家系図の種類

家系図にもいくつか種類や様式があります。様式によってそれぞれ得意な方法がありますのでそれを把握した上で開始することをおすすめ致します。

様式

代表的な仕上げ

強み

縦系図(横レイアウト)

2つ折りファイル装丁、壁掛け額縁

兄弟の表記などで横に広がりやすいデザインが得意

縦系図(縦レイアウト)

壁掛け額縁、掛け軸

かなり古い先祖から表すデザインが得意

横系図

巻物

将来的に手書き等で書き足していく事が可能

掛け軸や巻物は家系図らしくて格好良いですがファイルに入れて収納がしやすい縦系図(横レイアウト)が最近は最も多く採用されております。今回はこちらを前提とした書き方をご紹介させて頂きます。

 

家系図へ掲載範囲の設定

全てを家系図に記載できる事が理想ですが、情報が膨大となり結果的に視認性を落としてしまう可能性があります。そのため開始時にどの範囲までを記載していくかを設定してから開始されることをお勧め致します。

どのような関係を載せて、載せないかのご判断はご自身となりますが、一つの指標として優先度をご紹介させて頂きます。

関係性

優先度

理由

直系先祖

必須

家系図作成の骨子となるため必須の記載となります。ただし直系だけの家系図だと非常にシンプルな仕上がりとなります。

直系先祖の兄弟/姉妹

記載が推奨となります。昔になるとご兄弟の人数が非常に多くなる傾向になるため全体のバランスをみて調整というご判断もございます。

実子と養子

戸籍や言い伝えから関係性が強い場合は表記する方が良いと思います。それ以外の場合ですと全体のバランスをみて判断される方もいます。

直系先祖兄弟/姉妹の配偶者/子供

記載を行わないケースが多い印象です。関係性の強さと全体のバランスを考えながらご判断がよろしいかと存じます。

家系図はあくまでも視認性の高い全体像となりますので無理して全ての方を表記する必要はございません。この後作成する際バランスよく記載していくことが困難となるため、まずはシンプルな家系図作成を始めながら、スペースの有無に応じて柔軟に追加していくという方法が最初はおすすめです。


 

家系図記載の基本ルール

家系図作成において一般的に採用されているルールをご紹介いたします。

家系図を描く際、固定された形式ルールはありませんが、一般的な書き方を心がけることで後から見る人にとって分かりやすくなります。


今回は家系図の描き方の基本を解説します。

まず、配偶者同士は線で結び、親から子へは垂直の線で下向きにつなげていきます。兄弟姉妹は水平に並べるようにしましょう。

重要人物は中心に置き、その後時系列順に配置していくことがポイントです。

関係性

記号

夫婦

=(二重線)

親子

ー(一本線)

養子縁組

=(二重線)

兄弟姉妹

ー(一本線)

前妻

=またはー

前妻との子

ー(一本線)

これらルールを使って一例をご紹介いたします。


兄弟順の書き方は様々なパターンがありますが、ここでは直系親族を中心に据えることを優先した書き方でございます。

他にも兄弟順に並べたパターン、左から順に記載するパターンがございます。

この辺りは可能であれば作成時に色々とトライされることをお勧めいたします。


このような一般的形式に沿うことで、他人から見ても理解しやすい家系図を描くことができます。大切な家族の記録を残す際にはぜひ参考にしてください。

  • 家系図に記載する追加情報

家系図にはお名前だけでなく追加情報を記載したいと思う方もいるかも知れません。全体のバランスを見ながら追加していく事をお勧めしますがどのような情報があるかをご紹介いたします。

情報

詳細

続柄

多くの家系図で記載されております。ただし全兄弟に記載すると情報量が多くなるため直系のみもお勧めです。

家紋

もし家紋がわかれば空白スペースに記載しやすいです。

生没年月日

戸籍から確認できますので直系先祖のみの記載であれば情報過多にならず確認がしやすいです。

本籍地

情報量とのバランスを見ながらご判断ください。

写真

PCソフトやアプリで作成する際には写真挿入の機能が多く採用されています。


 

家系図の作成方法

様々な方法がありますが作成される方の特技や環境に応じて最も適した方法を採用される事をお勧め致します。それぞれの特徴をご紹介させて頂きます。

方法

難易度

特徴

家系図ソフト

PCとスマホで様々なソフトがリリースされております。情報を入力していくだけで仕上がりますので始めやすいです。ただし自由度がないため仕上げたいイメージをお持ちの方は一致しているか確認されてから始められる事をお勧めいたします。

手書き

当然ながら自由度が高く思う通りの家系図が作成できます。また掛け軸や巻物などで仕上げたい場合は格好良く仕上がります。ご家族が増えた際の書き足しもしやすいです。一方で精密な下書きがポイントになります。

Excel or 表計算ソフト

得意な方にとっては自由度を高く仕上げる事ができます。得意でない方でも制作メモ代わりとしての活用であれば便利に感じられるかも知れません。レイアウトの変更が生じた際には調整が負担になる場合があるため開始時の制作計画が重要となります。

Adobe Illustrator

得意な方にとっては自由度を高く仕上げる事ができます。またAdobeは有料のサブスクリプションに加入が必要となりますのでご注意ください。


 

まとめ

作りたい家系図像を決めてからスタートする事と、ご自身にあった作り方を決めて始めることがポイントとなります。最初から壮大な家系図を意識して始めると内容が膨大になり整理することが困難になったり、仕上がっても情報過多で読みにくくなる可能性があります。

まずはシンプルな家系図を仕上げていき、バランスを見ながら情報を追加していくことで美しい家系図に仕上がっていく事でしょう。

今回ご紹介のルールは家系図業者が採用している例ですが、こちらに必ずしも揃える必要はないためご自身の好きな方法で気に入った家系図をぜひ作成してみてください。


記事:Kakeizu Plus(家系図作成サービス)


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