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【家系図の作り方】家系図作成、自分で作る方法をご紹介


家系図を作りたいと思ったときに専門業者へ依頼される事が主流になりますが、中には自分で作りたいと思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

専門業者へ依頼することで工数なく綺麗な家系図が仕上がりますが当然ながら費用が発生いたします。もしお時間があって制作過程を楽しみたい方、費用を抑えたいという方はご自身で作るということもおすすめです。

家系図作りを自分でトライされる方へご参考になるように具体的な方法をご紹介していきます。

 

家系図を自作する前の備え

早速家系図を作りましょう、という前に作成に没頭できる環境があるかを確認できればと思います。

家系図作成は専門業者でも最大で半年ほどかかる場合もあり、専門的な知識も必要なため根気強く向き合っていく必要があります。

また日中の対応なども必要なため日頃より対応が可能な環境やタイミングの方が無理なく続けていく事ができます。


・時間

家系図の完成までには何より時間がかかります。大半の方にとっては未経験の事を行うため一からスタートとなるため知識の習得が必要です。

この記事でもご紹介はいたしますがイレギュラーも多くあるため時間に余裕がある方がストレスなく進める事ができるでしょう。

また家系図作成に至る前には戸籍調査を行う方法が主流となりますが、役所に対しての戸籍請求が必要となります。

郵送で行えるため窓口へ出向く時間は必要ありませんが、請求内容確認のため役所から平日の日中に電話がかかってくることが多くあります。

戸籍の郵送時に必要な定額小為替についてもゆうちょ銀行へ発行が必要なため平日営業時間中に窓口へ行く必要があります。

そのため平日の日中にまとまった時間が安定的に確保できるという環境が戸籍調査の過程では重要になってまいります。


・設備

家系図の作成方法によって異なりますがここではパソコンを使った方法を前提といたします。長時間の作業となるため快適な環境をご用意の上で取り組まれることをお勧めいたします。推奨の設備環境をご紹介いたします。

  1. パソコン 戸籍の請求、家系図のデザイン、調べ物に至るためパソコンを使用する頻度は高い作業となります。快適に作業をする上で推奨となるパソコンの性能としてはMicrosoft Officeが快適に使用でき、マルチタスクを行なっても動作に影響のないスペックです。OSはWindows, Macは問いませんが、CPUはIntel Core i5 or AMD Ryzen 5 or M1チップのいずれか、メモリは8GB以上あると快適に作業ができるでしょう。

  2. ソフト 戸籍調査の過程では表計算ソフトがあると管理に役立ちます。Microsoft OfficeのExcelがインストールされておりましたがこちらをご利用ください。もしインストールされていない場合は管理だけであれば無料のLibreOfficeでも可能です。家系図作成時には家系図作成ソフトやAdobe Illustoraterといったソフトを活用される方もいらっしゃいます。

  3. プリンター 戸籍調査の際は何度も役所に戸籍の郵送請求を行うためプリンターが必要です。コンビニのネットプリントやUSBメモリの印刷でも代用可能ですが印刷枚数が多くなることと回数が多いため結果的に費用と労力がかかってしまいます。戸籍調査においてはA4が印刷できるプリンターのご用意がお勧めです。もし家系図も印刷したいという場合はA3用紙を扱う可能性が高いため対応している機種があればご自宅のみで完結することもできます。

  4. デスク環境 繰り返しになりますが家系図の完成までは長時間のデスクワークが必要となります。快適なデスク環境を整えることは健康においても大切のためこの機会に整えて始める事をお勧めいたします。戸籍を照会しながらパソコン作業が伴うためデスクスペースが確保できると良いかと思います。

 

家系の調べ方とそのステップ

家系図を作成するにはまず家系を調べていく事が必要です。具体的な調査方法についてご紹介をしていきます。

  • 調査方法とステップ

調査していく方法は様々ありますが代表的な方法が以下となります。これらの方法を組み合わせるほどより古いご先祖が明らかになる場合があります。1.の戸籍調査だけでも最大で江戸末期まで遡る事ができるためまずここから始める事がおすすめです。そこで明らかになった家系図を基に2.文献調査や3.聞き取り・現地調査を進めることで最短ルートで辿り着けるでしょう。

1

戸籍調査

戸籍謄本を取得した調査

2

文献調査

図書館やインターネットを活用した調査

3

聞き取り・現地調査

親族への聞き取りや現地へ訪れて菩提寺の過去帳の照会

  • 辿れる先祖の数は?

調査を行うことでどれだけ前のご先祖までがわかるのでしょうか。それは調査方法によって異なります。まず1.の戸籍調査については各市町村が保管している戸籍の数によって左右されますが幕末の江戸末期までとなっております。次に2.についてはもし古い文献が照会できた場合はそれよりも前のご先祖が判明する場合があります。3.については親族が持つ古い家系図や菩提寺の過去帳があればそこから記録の残る限り遡ることができるでしょう。そのため戸籍調査の江戸末期が最初の目標となります。以降は文献や有用性のある資料が現存するかによって大きく左右されます。

  • 信憑性は?

調査によって判明した先祖の情報はどこまで信用できるかも気になるポイントかと思います。こちらも調査方法によって特性が異なります。1.戸籍調査については確実な情報が記録されているものとなりますので信憑性が非常に高い文献です。昔は当然ながらデータ化されていないため誤植などが一部含まれることもありますが確実性の高い情報であることは今も昔も変わりません。2.についても国立図書館で照会できる郷土史などは事実に基づいて発行されているため同じく信憑性が高いものとなります。ただし古い時代になると住んでいた地域に同姓の方が多くいらっしゃる事もあり家系の関係性があるか断定が難しい場合があります。3.については内容によって異なります。過去帳などはその時代における信憑性が高い資料の一つですが、古い家系図は当時正しくない情報を加えることも流行した事があり定かでない場合がございます。そのため大枠としては江戸末期より古い時代へ遡るほど信憑性の高い根拠を探すことは困難となります。

  • どれぐらい時間がかかるの?

調査する範囲にもよりますが多くの方が初めての取り組みになるかと思いますので約半年ほどを見込んで頂くことをお勧めしております。戸籍調査については昔から同じ地に過ごしていた家系であれば短い期間で取得を完了できますが転籍している場合は複数の市町村へ戸籍の請求が必要となります。慣れない作業を日常の隙間時間で行なっていくことになるので気長に向き合っていく思いの方が負担にならず楽しんで取り組めるのではないでしょうか。

 

戸籍調査のはじめ方

江戸末期までの調査を行うには戸籍調査が最適です。誰でも始める家系図を作成するにはまず家系を調べていく事が必要です。具体的な調査方法についてご紹介をしていきます。


  • 戸籍調査のゴール

日本の戸籍制度は6世紀から始まり古い歴史を持っておりますが現在取得できる最も古い戸籍の様式が「明治19年式戸籍」です。この戸籍を取得する所までが一つの目標となります。法改正によりすでに廃棄となっている場合もありますが現存する最も古い戸籍を全て取得していきます。

  • 戸籍の請求

役所へ戸籍の請求を行います。戸籍の取得については役所の窓口と郵送いずれかの方法があります。家系調査については多くの方が様々な役所へ請求することとなりますので、主に郵送で戸籍を請求する事になります。戸籍がある市町村のホームページを照会して郵送の戸籍請求に関する項目をご確認ください。請求書のデータや郵送先がご確認頂けます。郵送の場合は戸籍の発行費用として定額小為替が必要となります。郵便局のゆうちょ銀行窓口にて発行が可能です。

  • 戸籍の解析

戸籍が到着しましたら解析していきます。別の役所へ戸籍を請求する際にはまずは届いた戸籍の解析が必要となります。戸籍の請求と解析を繰り返して全て揃えていくいう流れになっていきます。世代を遡るほど調査対象のご先祖が増え、古い書体で読解が難解になるため忍耐強く向き合っていきましょう。次の戸籍を請求する上で大切なポイントは先祖の名前、戸籍の場所を見つける事です。確認ができましたら自分から次に請求したい先祖までの戸籍コピーを添えて次の役所へ請求いたします。

 

家系図の作り方


戸籍調査が終わった後は家系図を作る作業です。戸籍を請求する上でも繋ぎ合わせていく必要があるためどのような方法で作っていくかは考えておく事がお勧めです



  • 手書き

家系図といったら古い巻物のようなものをイメージする方も多いのではないかと思います。予め下書きを作っておけば自作も可能です。ネット通販でも巻き軸を購入できます。

  • PCソフト・アプリ

最近は数多くの家系図作成用のソフトやアプリが登場しております。そちらを活用すれば名前、関係性を入力していくだけで簡単に作成が可能です。写真など導入できることもデジタルならではの強みです。一方でソフトの場合は自由度が限られるためデザインのこだわりがある方は事前に確認が必要です。

  • エクセル

手書きの家系図を作る下書きや、関係整理をする目的ではエクセルの活用もお勧めです。得意とする方であれば自作のため自由度の高さも特徴です。



 

まとめ

家系図を作るにはまず戸籍調査を行いましょう。調査が終わるとご自身にあった方法で家系図を書いていくという流れになります。仕上げきるには何より時間と労力がかかりますので、やり遂げる強い気持ちと根気強さが必要です。この過程も含めて楽しむという気持ちをもってぜひチャレンジしてみてください。


記事:Kakeizu Plus(家系図作成サービス)


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