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家系図がある?ない?ホンモノ?



家系図があるか一度は気になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。家族や祖父母へ確認して見せてもらった方でも詳しい経緯を知っている方がおらず、内容についても正しいかわからないという方も珍しくありません。

また家系図が残っていなかったという方からも、家系図がないと武士や名家との関わりが少ないのかというご質問を頂くこともあります。

この記事では昔の家系図について触れていきたいと思います。


 

家系図を見たことがある割合


民間の調査によると、自分の先祖の家系図を見たことがある人は12%でした。また、4世代以上前の先祖の職業を知っている人も13%しかいませんでした。

つまり、自分の先祖の家系図を見たことがなく、先祖の情報も持っていない人が約10人に9人の多数派ということです。*引用: 株式会社メモリアルアートの大野屋 「家系図」に関する意識調査の結果 (2019)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000200.000014037.html

 

古い家系図がない場合は武士や名家ではないの?


家系図が存在しない家系の場合は武士や名家ではないのかというとそのような事はございません。江戸時代から考えても数百年の時間の間で途切れなく継承がある方が珍しいともいえます。理由にはいくつかの要因が考えられます。


  1. 本家が保有しており分家の際に持たなかった 「本家」とは、家族の中で、先祖代々の家を継承している家を指します。昔の社会では、家族の財産や土地は、通常は長男が本家を継ぎました。そのため、長男は家族の財産を継承する権利を持っていたため、それらと共に家系図を受け継ぐ事がありました。当時は複製技術が当然今と比べても十分ではなかったため兄弟など分家には渡らなかった可能性があります。

  2. 自然災害や戦争による書類の喪失 火災、水害、地震、戦争などの災害があった場合、書類が失われることがあります。家系図もまた、そのような災害によって喪失した場合があります。家系調査を行なっている際にも役所の管理している戸籍が戦禍によって焼失したという事例は珍しくありません。個人で所有している書類を残し続けるという事は簡単ではないのです。

  3. 家系図を作成する余裕がなかった 家系図は、作成するには一定の費用と時間が必要です。当時より家系図の作成業者は存在したのですが決して安くはなかったため費用面などの理由で家系図を作成する余裕がなかった場合、家系図が存在しない家系があると考えられます。

  4. 文化や風習の違いによる差異 家系図が作成される文化や風習が、地域や時代によって異なることがあります。そのため、家系図が作成されなかった地域や時代があった場合、家系図が存在しない家系があると考えられます。


以上のように、家系図が存在しない家系があるのは、様々な理由が絡み合っていることが考えられます。そのため古い家系図が残っているかどうかでは家系のルーツは判断できません。


 

古い家系図があるけどホント?


江戸時代には、身分や家柄を重視する風潮があり、家系図が作成され、家名の継承や家督の相続に必要な情報源となっていました。そのため、偽物の家系図が作成されることがありました。


江戸時代には、武士や商人、町人など、さまざまな身分層があり、それぞれが自分たちの家柄や身分を示すために、家系図を作成していました。しかし、身分を高く見せたい、あるいは身分を偽って自分たちの地位を高めたいという願望があったため、一部の人々が偽物の家系図を作成したとされています。


特に、武士階級の中には、自分たちの家柄を美化したいという願望があったため、偽物の家系図を作成することがあったとされています。これらの家系図には、実際よりも古い時代の人物を祖先としているもの、高い地位にいた人物を祖先としているもの、さらには架空の人物を祖先としているものなどがあります。


ただし、偽物の家系図が作成されたからといって、必ずしもその家柄や身分が偽物であったわけではありません。また、家系図自体が信頼できる情報源であるとは限らず、確認が必要な場合もあります。

 

信憑性のある家系図とは?

それでは家系図があった場合に信憑できるものとはどのようなものでしょうか。古い家系図においては信憑性を確かめるには専門的な調査や機関の支援が必要となります。 ただし現代になってから作成されたであろう比較的新しい家系図を持っている方もいて、その家系図は一定の項目をチェックすることで信憑性を測る事ができます。 正確な情報源から収集された情報に基づいて作成され、検証された情報を含むものか確認しましょう。

以下は、信憑性の高い家系図の特徴です。


  1. 正確な情報源から収集された情報を含む 信憑性の高い家系図は、公式の書類や公式記録、信頼できる家族の証言、法的文書など、正確な情報源から収集された情報を含んでいます。代表的なものが戸籍でして、こちらの情報源となっているものは信頼性が高いといえます。このような情報源は、家族の生年月日、結婚日、死亡日、およびその他の重要な出来事の日付など、重要な情報が含まれて事が特徴です。

  2. 情報の検証 信憑性の高い家系図では、情報が収集された後、その情報を検証して、正確性を確認することが重要です。戸籍のような法的文書ではない場合は、複数の情報源からの情報の照合や、異なる情報源の情報の照合がされているかを確認しましょう。

  3. 誤りや曖昧さの訂正 信憑性の高い家系図では、誤った情報や曖昧な情報を特定し、訂正することが重要です。これにより、正確性が向上し、家系図の信憑性が高まります。基本家系図は手作業によって記入または入力して仕上げるため情報源が正しい場合であっても誤りが含まれる可能性は十分にあります。また古い戸籍や書物は今のような印刷物ではないため文字の曖昧さが含まれます。

  4. ソース(情報源)の参照 信憑性の高い家系図では、情報源を明示し、情報が収集されたソースを示すことが重要です。これにより、情報源を確認し、情報の正確性を確認することができます。家系図と共に情報源となった文献や戸籍がないか確認しましょう。

  5. 継続的な更新 信憑性の高い家系図は、継続的に更新され、新しい情報が追加されます。これにより、家系図は最新の情報を反映し、信憑性が高まります。作成時のオリジナルの情報がどこまでか、その後追加された情報がオリジナルと同じような信憑性を基に作られたか確認しましょう。


これらの要素がすべて含まれている家系図は、信憑性が高く、より正確な家族の歴史を示すことができます。


 

まとめ:信憑性のある家系図をこれから作る

家系図をもっていない方、昔の家系図で信憑性がわからない方がこれから新しく作るにはどのような方法がよいのでしょうか。偽物の家系図が流行した時代と異なり、身分や地位を高く見せたいという目的で家系図を作ることはないため、当然ながら現代ではそのような業者はありません。 また自分で作る場合も専門家に依頼する場合も信憑性の高い戸籍を使った方法が一般的です。そのため安心して信憑性の高い家系図を手にすることが可能になっています。

  1. 専門家に依頼する 家系図を制作する専門家に依頼するのが最も確実な方法です。専門家は、正確な情報源を収集し、情報源を検証し、情報源に基づいて家系図を作成します。専門家に依頼することで、信憑性の高い家系図を作成することができます。ただし、費用がかかる場合があります。

  2. 自分で作成する インターネットの情報や専門書を利用することで、自分で家系図を作成することもできます。当ブログでも具体的な作り方をご紹介しております。作成には資格は必要ないため時間と環境があればどなたでもチャレンジできます。ただし、情報源の正確性については自己責任となります。

  3. 家族に協力してもらう 家系図までではないが記録を記したメモが残っているなどであれば家族に協力してもらい、一緒に家系図を作成することも良いでしょう。家族が持っている情報を集め、情報源を検証し、家系図を作成することができます。ただし、家族の情報については、正確性について確認する必要があります。

以上のような方法がありますが、信憑性の高い家系図を作成するには、専門家に依頼することが最も確実な方法です。

古い家系図が信憑できるかどうかという問題があるのと同じく、将来自分の家系が続いていく際に家系図が残っていた場合もと不要な疑いや議論が生じてしまわないような工夫が必要です。


ありがとうございました。


記事:Kakeizu Plus(家系図作成サービス)


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