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名字っていつからできたの?名字と歴史上の人物との関係は?



何気なく使っている名字ですがルーツを知っている方は少ないでしょう。中には歴史的人物と同じ名字の方は、その人物と何らかの関わりがあるかを気になった方もいるかと思います。

この記事では名字の歴史について触れていきたいと思います。


 

名字のはじまりは?

苗字の起源は、古代中国にまで遡ることができます。中国では、紀元前221年に秦が中国を統一した際、行政上の目的で人々に姓をつけることが定められました。これが、姓を持つ習慣が始まった原点とされています。

日本においても、奈良時代に入ると、貴族や官僚が自分の身分を示すために、「氏」と呼ばれる呼称を用いるようになりました。また、平安時代に入ると、氏をさらに細分化した「名字」という呼称が登場し、貴族階級を中心に名字の使用が一般化しました。

江戸時代には、庶民にも名字を付ける習慣が広まり、明治時代には名字の使用が法的に義務づけられ、現在の形態に定着しました。ただし、明治時代までに使用された多くの名字が、戸籍の整備や登録の際に廃止されたため、現在でも多くの地域で同姓同名の人が存在しないという特徴があります。

苗字は誰でもつける事ができたの?

苗字が最初に登場したのは、主に貴族階級や地方の有力者、そして官僚などの社会的地位が高い人々でした。彼らは、自分たちの身分や家柄を示すために、特定の姓を用いるようになりました。


一般庶民に苗字が普及したのは、中世において地方の豪族や商人などが自分たちの家名を持つようになり、その後、江戸時代に入ると一般庶民にも苗字が普及しました。


江戸時代において、苗字は一定のルールに従ってつけられるようになりましたが、庶民にとってはそれほど厳密には定められていませんでした。


江戸時代初期には、大名や旗本、寺社などの社会的地位の高い人々には、家名が与えられていましたが、一般庶民には苗字が存在していませんでした。その後、庶民にも苗字が普及し始め、苗字の定着や取り扱いについて、各地で慣習的なルールが生まれました。


例えば、苗字は宗家法と呼ばれる家族の中で最年長者が選ぶ方法や、地域の実力者や有力者から名前を与えられる方法、あるいは仕事や職業から名前を選ぶ方法などがありました。また、地域によっては苗字が重複することを避けるため、一定のルールが設けられていたり、独自の苗字が生まれたりすることもありました。


しかし、これらのルールは明確に定められたものではなく、時代や地域によって異なっていました。明治時代に入り、戸籍の制度が整備されると、苗字のルールが統一され、一般庶民にも苗字の取り扱いが厳密に定められるようになりました。


明治維新後の苗字

明治時代には、多くの人々が新しい苗字を名乗るようになりました。これは、新しい苗字が必要になったためであり、例えば同じ苗字を持つ人が多い地域では苗字の重複を避けるために新しい苗字が作られたり、また職業に由来する苗字や、地名に由来する苗字が考案されたりしました。


明治時代初期には、国家主義的な理由から、苗字には漢字を使用することが求められ、外国語に由来する苗字は禁止されました。また、身分制度が廃止されたため、貴族や士族が持っていた苗字も庶民にも使用可能になりました。


その後、昭和時代以降には、苗字が現代的なルールに統一されるようになり、苗字が与えられる際のルールや苗字の使い方についての指導も整備されました。


 


同じ名字がたくさんあるのはなぜ?

自由に名字をつけられるようになったにも関わらず日本ではいくつかの名字は多くの方が使っています。同じ苗字がたくさんいる理由はなぜでしょうか。様々な可能性がありますが大きく分けて以下のようなものが挙げられます。


  1. 人口の増加による影響 人口が大幅に増えている時代には、当然ながら1家族あたり多くの子供がいるため同じ苗字を持つ人々の数も増えます。その際に同じ苗字を持つ人が多くなることがあります。

  2. 同じ出身地や同じ職業を持つ人々が苗字を共有する場合 昔は、同じ出身地や同じ職業を持つ人々が苗字を共有することがありました。たとえば、「山田」という苗字は、多くの人が山田という地域出身であったり、山田という地名がある場所に住んでいたりすることが関係している可能性があります。

  3. 戦国時代や江戸時代の戸籍制度による影響 戦国時代や江戸時代には、戸籍制度があり、同じ地域に住む人々が同じ苗字を持つことがありました。また、ある地域において一族が多数存在する場合もあります。

  4. 過去の歴史的事件による影響 歴史的な事件によって、同じ苗字を持つ人が増えることがあります。たとえば、第二次世界大戦中には、戦死者や疎開者の中で、同じ苗字を持つ人が多くなった場合があります。

以上のような理由から、同じ苗字を持つ人が多数存在することがあります。


珍しい苗字の由来は?

一方で珍しい苗字を持っている方もいます。珍しい苗字は、さまざまな理由から生まれることがあります。


苗字が、ある特定の職業や地位に関連している場合もあります。たとえば、「椿」という苗字は、古くは椿の花をつける庭師や園芸家の家系に多く見られました。また、「関」という苗字は、古代中国の有名な武将である関羽から名前を取ったものもあると言われております。


いずれにしても多くの人が使っている苗字も珍しい苗字も背景があり、その歴史を知ると苗字の親しみがより深まるでしょう。


 


苗字の由来を知る方法は?

それでは自分の苗字にも何らかの由来があるかも知れません。専門的な調査までいかなくても自分の苗字の由来を知ることができます。苗字の由来を知る方法を簡単にですがご紹介します。

  1. 一族の伝承や家系図を調べる 苗字の由来には、その一族の歴史や家系に関わるエピソードや伝承が反映されることがあります。そのため、家族や親戚の協力を得て、家譜や家系図を調べることで、苗字の由来を知ることができる場合があります。

  2. 専門書やインターネットで調べる 苗字の由来に関する専門書やインターネット上の情報サイトを調べることで、その苗字の由来を知ることができます。ただし、インターネット上の情報は信頼性が異なることがありますので、複数の情報源を参考にすることが大切です。

  3. 専門家に相談する 苗字の由来について、より専門的な情報を知りたい場合は、専門家に相談することができます。専門家には、名字研究家や姓氏学者などがおり、彼らに相談することで、より詳しい情報を得ることができます。

以上のように、苗字の由来を知る方法には様々な方法がありますが、正確な情報を得るためには、複数の情報源を参考にすることが重要です。 まずはインターネットで"自分の苗字" "由来"や"自分の苗字"氏などのキーワードで調べて目星をつけてみましょう。 その後より高い精度の情報を知りたいとなったらご家族に家系のルーツを確認したり、もし家系図や書物があれば先祖が過ごした地域などを調べてみましょう。情報が一致した場合、苗字の由来を知ることができるかも知れません。 このブログでは家系図の作り方をご紹介していますのでよろしければそちらもご覧ください。

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