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家系図+文献調査で自分のルーツを調べよう!


戸籍を辿って家系図を作ると先祖の名前やルーツの場所が判明します。ただし戸籍には住んでいる場所や家系の関係に関する情報がメインのためその他の情報はありません。

この記事では戸籍調査で得た情報をもとに、先祖のことをより詳しく調べる文献調査についてご紹介していきます。

 

戸籍調査について

戸籍には世帯主やその他の家族の氏名、性別、生年月日、住所、続柄などが記録されています。また、結婚や出生、死亡などの出来事に伴って、家族構成が変化するため、それらの変化についても記録されます。 また本籍地の情報もあるためこの場所が多くの人にとってルーツとなります。戸籍で遡れる範囲としてはおおよそ明治時代までとなります。


このように戸籍で得られる情報だけでも十分に先祖を把握することが可能となります。 これよりもさらに詳しく知りたいという方におすすめの方法は文献調査です。この後は文献調査の方法についてご紹介してきます。

 

文献調査:公的証明書

文献調査には公的な記録から図書館やインターネットの情報など多岐に渡ります。まずは公的な記録での調査方法についてご紹介いたします。


軍事証明書

戸籍の中には戦死して亡くなった場合は記録されていることがあります。記載情報としてはいつ、どこで亡くなったという情報に限定されます。より詳細な情報を知る方法として軍事証明書というものがあります。軍歴証明書とは、過去に軍隊に所属したことがある人が、その事実を証明するための公的な書類です。

軍歴証明書には、以下のような情報が記載されます。

  1. 個人情報 氏名、生年月日、出身地、兵役期間、所属した部隊などが記載されます。

  2. 軍歴 軍隊に入隊した年月日、除隊した年月日、所属した部隊、任務内容、受けた表彰などが記載されます。

  3. その他の情報 軍歴証明書には、兵役期間中に受けた訓練や資格、傷病などの情報が記載される場合もあります。

軍歴証明書は、過去に軍隊に所属した人が、就職や転職、入学、社会保障などの手続きを行う際に必要な書類となります。また、戦争遺族に対しては、戦死・行方不明などの報告を受けるために必要とされることもあります。

軍歴証明書の発行は、厚生労働省や自治体などが担当しています。 戸籍で戦死の情報を見つけましたら、調査をしてみると先祖の理解を深めることができるかも知れません。

旧土地台帳

戸籍調査では先祖の本籍地の情報がわかります。その本籍地の情報を使って旧土地台帳の閲覧請求をしてみましょう。こちらは誰でも閲覧請求することができます。

旧土地台帳は昭和22年(1947年)以前に作成された土地台帳のことを指します。戦前から戦後にかけて、各地域の土地所有者や土地の使用状況、農作物の種類、収穫量、地価などの情報を収集して作成されました。

先祖がその土地を所有していたかそうでなかったを調べることができます。

 

文献調査:資料

ここからは文献調査の中でも図書館での調べ方をご紹介します。

郷土誌

戸籍調査では先祖の本籍地の情報がわかります。その本籍地の情報を使って旧土地台帳の閲覧請求をしてみましょう。こちらは誰でも閲覧請求することができます。

地域(郷土)について、その歴史、文化、自然、産業、風習などを記録・研究した書物のことを指します。一般的には、地方自治体や地域の文化団体などが編集・発行しています。

郷土誌は、その地域の文化や歴史を知る上で重要な資料として活用されます。近年では、デジタル技術の進歩に伴い、郷土誌も電子書籍やウェブサイトとして公開されることが増えてきているため照会することは難しくありません。


中には役人や議員名から自分の名字や家系図に登場するご先祖の名前が記載されている事もございます。

当サービスの利用者の方にはその地域の名家で議員の名に連ねていた記録が見つかりました。


このように郷土誌は先祖のゆかりの場所が当時どのような環境だったのかを把握できるだけでなく、ルーツが見るかる場合もある有力な文献だと言えます。


藩政史・分限帳

郷土誌によってどの藩に属していたのかがわかりましたらその藩について調べてみましょう。

それに最適な文献としてい藩政史と分限帳があります。


藩政史とは、日本の江戸時代において、大名がその領国を治めるために行った政治・行政のことを指します。江戸時代は、幕府が全国を統治する中で、大名が自らの領国を治める権限を与えられた時代であり、藩政史はその中での大名の政治活動や制度の変遷を記録したものです。


分限帳は、藩政史の中でも、大名が領国内の家臣や土地などを配分する際に作成した帳簿の一種です。江戸時代の大名は、領国内にある土地や家臣に対して年貢や賃貸料を課して収入を得ていましたが、その収入を分配する際に、分限帳を作成して各家臣や土地ごとにその分配割合を記録していました。分限帳には、家臣の身分や役職、領地や年貢などの詳細が記載されており、大名の領国支配や家臣団の動向を知る上で重要な史料となっています。


これら資料の中に登場する人名を確認することで家系図に登場する先祖と何らかの繋がりを見つけ出せる可能性があります。

また藩を調べるのは家紋調査にも有効です。家紋がわからない場合にルーツの土地を収めていた藩で採用されていた家紋を採用するという方もいらっしゃいます。

こちらも資料内に直接関わりのある人名を見つけ出すことは稀にはなりますが、地域の歴史に対する理解を深める良い機会になるでしょう。

 

図書館で調べる

上記で紹介した郷土誌や藩政史を見るには図書館へ足を運ぶことになります。いずれも専門性が高く、古い資料になるため近くの図書館では中々見つけ出すことは困難です。ここからはおすすめの図書館をご紹介いたします。


首都圏在住の方

日本を代表する図書館は東京に集まっております。首都圏で足を運べる方におすすめの図書館をご紹介いたします。


  1. 国立国会図書館 図書館としては、日本最大級の蔵書数を有し、国内外の出版物を中心に、書籍や雑誌、新聞、音声・映像資料など多様な形態の資料を収集・保存しています。 国立国会図書館は、1948年に設立され、国会議員や国会職員だけでなく、研究者や一般市民も利用できます。 ただし膨大な数から本を探すことになるため事前に文献の目星をつけてから電話等で確認をする等の準備をした上での訪問をおすすめいたします。

  2. 都立中央図書館 東京都渋谷区にある、東京都立図書館の本館であり、東京都内最大の公共図書館の一つです。都内にある23の区立図書館や、都内の市町村立図書館とともに、東京都が提供する公共図書館の一つです。 都立中央図書館には、約190万冊の蔵書があり、一般書籍のほかにも、雑誌、新聞、地図、音楽CDやDVD、電子書籍など多様な資料を取り揃えています。また、専門の図書館員が常駐し、資料の検索や調査に関する相談にも応じています。 国立国会図書館に比べて探しやすく、図書館員の方へ相談しながら効率よく文献を見つけられます。

  3. 国立公文図書館 日本国内に存在する歴史的な公文書や古文書、文化財、図書などを収蔵・保存・公開する機関です。主に国家機関や公的機関が発行・保管している公文書をはじめ、戦後の公文書、文化財、私家本なども収蔵しています。 国立公文書館は、国家公文書の保存法に基づき、国の重要な文化財を保護することを目的に設立されました。また、国内だけでなく、海外の公文書や資料に関する情報収集・提供も行っています。 名前の通り歴史的な公文書、古文書に特化しているため、すでに手掛かりとなる情報が集まっている時に立ち寄ると良いでしょう。

首都圏以外在住の方

  1. 大規模の図書館 主要都市(大阪、名古屋等)の市立図書館、中央図書館では上記に匹敵する多くの文献を所有しております。

  2. ルーツの場所から近い図書館 もしルーツの場所が近い場合はその地域の図書館に郷土誌が残っていることが多いです。

  3. 大学の図書館 現役大学生、OB・OG、大学付近にお住まいで図書館利用が開放されている方は大学の図書館を利用しても良いでしょう。文学部などを持つ大学だと関連性のある書物を保有している場合があります。

国立国会図書館デジタルコレクション

国立国会図書館が所蔵する書籍や資料の一部を、インターネット上で無料で閲覧できるようにしたデジタルアーカイブです。

このコレクションには、日本の歴史や文化、法律、政治、経済、自然科学、医学など様々な分野の資料が含まれています。例えば、古い地図や絵画、古典的な文学作品、政府公文書、学術論文、新聞、雑誌などがあります。

国立国会図書館デジタルコレクションは、研究者や学生、一般の人々が自由に利用できるため、日本の文化や歴史に興味を持つ人々や、研究を行う人々にとって貴重な資源となっています。


自宅にいながら郷土誌を読むことができるため図書館に中々立ち寄れない方はこちらを試してみてはいかがでしょうか。


 

以上です。

文献調査というと専門的なイメージがありますが、家系図で重要な情報を集めた後であれば、公的文書や文献での調査は自分でも出来るようになります。

たとえ先祖の名前を見つけることができなかったとしても、その地域の歴史を深める事で時代感や当時の状況を把握することができるでしょう。


文献を探してルーツのヒントを探す体験は中々貴重なため楽しんで取り組む方も多いです。

家系図完成後はぜひお試しくださいませ。


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いつかご先祖の名前やルーツが調べられなくなるかも知れない。。

皆さんは自身のご先祖をどこまで知っているでしょうか?多くの方は曽祖父母までかと思います。 一部の調査では10人に約9人は4世代以上前のご先祖様を知らないと言われておりほとんどの方が家系の昔のことを知らないのです。 誰もが何かをきっかけに自分のルーツを知りたいと一度は思ったことがあるかと思います。 これは家制度が近代まであった私たち日本人特有ということではなく海外でも自分のルーツを調べることがブーム

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